不動産賃貸をするうえで、収益物件の仕入れは、最も重要な要素です。
相場より高値の物件を購入してしまったり、安く購入できても予想以上に修繕費用がかさみ回収できない、立地の悪いエリアの物件で借主がみつからないなど、物件の選択を間違い、致命傷を負ってしまうと、今後の不動産事業が挽回できなくなります。
収益物件を探す際には下記の条件をしっかりと設定しておきましょう。
価格・利回り・エリア・築年数・タイプ
ただ、すべての条件を満たす収益物件には、めったに巡り合うことはなく、特に初心者が巡り合うのはほぼ不可能です。
そのため条件に優先順位やここだけは絶対譲れない条件を決めておきましょう。
初心者が収益物件を探す場合、なかなか良い物件がなく、最終的には妥協して物件を購入することが多い傾向にあります。
妥協する範囲をあらかじめ決めていないと、後で後悔するとんでも物件を購入することになってしまいます。
条件の決め方については別記事でも紹介していきます。
条件設定はめちゃくちゃ重要やで
今回の記事では収益物件を探すための方法をまとめていきます。
不動産ポータルサイト(難易度★☆☆☆☆)
インターネット上には多くの不動産ポータルサイトがあります。これらのサイトを活用して、地域や予算、物件の種類などの条件に合致する物件を検索する方法です。代表的な不動産ポータルサイトには、SUUMO、アットホーム、HOME’Sなどがあります。
わしは楽待や健美家と組み合わせて使ってるで
地場の不動産会社(難易度★★☆☆☆)
収益物件を欲しい地域に古くからある地場の不動産会社を直接訪問し、収益物件を探してもらう方法です。小さな不動産会社ではポータルサイトに出していない物件をおおく抱えている場合があり、中には相場よりもお得な物件がある場合があります。
また、ある程度信頼関係が築けた際には、売りに出されていない空き家物件の売買交渉などサポートもしてくれる可能性もあります。
足で探す(難易度★★☆☆☆)
収益物件を欲しい地域を実際に訪れ、周辺地域を歩き回ります。目的地周辺の戸建てに「売物件」などの看板や広告などを探します。地域によっては、ポータルサイトに情報を出していない物件があります。
また周辺を歩き回ることで物件周辺の交通量、商業施設など周囲の環境を知ることができるほか、売りに出ていない空き家になっている物件も見つけることもできます。
空き家物件を売ってほしい場合は、信頼のおける不動産会社のサポートしてもらい売買交渉などをおこなったり、ベテラン大家の中には直接家主に交渉するブツ上げを得意とする大家さんもいます。
大家の会などのコミュニティー(難易度★★★★☆)
自身の人脈や不動産投資家のコミュニティなどを活用して、物件情報を得る方法です。
不動産の営業マンが効率よく物件を売却する時、どのような行動をとるでしょうか?
まず多くの物件を所有し、実績のある大家さんから声をかけていきます。初心者大家にいきなり物件を紹介することはありません。買ってくれる実績のある大家さんに物件を紹介した方が効率がいいからです。
そこで、セミナーやコミュニティ、大家の会に参加することで、先輩大家さんとつながりを持つことが重要です。周囲の人々に物件探しの意向を伝え、情報を共有してもらうことで、新たな収益物件の情報にアクセスできる可能性が高まります。
また先輩大家さんの実践的な知識や経験からは、「物件を探す」だけではなく、「融資を受ける」「物件を直す」「物件を貸す」「物件を売る」さまざまなファクターで有益となります。
大家業・不動産事業を拡大していくうえで、コミュニティーに参加し、情報交換の場をもっておくことは必須だと感じています。
わしも地元の大家の会に入ってるで
不動産オークションの参加(難易度★★★★★)
競売や公売といった形式で物件を入手する方法です。オークションに参加することで、市場価格よりも割安な物件を見つけることができる場合があります。ただし、オークション参加にはリスクや手続きが伴うため、注意が必要です。
競売について知識のある先輩大家さんとつながり、アドバイスを受けながら挑戦することをおすすめします。
まとめ
収益物件を探す方法について紹介してきましたが、これらの方法を複数組み合わせて継続して物件を根気よく探し、自分に合った収益物件を見つけることが重要です。
また、繰り返しになりますが
物件を探す際には、自分の条件設定を明確にし、購入の際には信頼のおける先輩大家さんなどの意見を聞くことをおすすめします。
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